2005年に北海道工業大学卒業後、幼少期に実家の農場での原体験で感じていた、農業をやってみたい、米作りをしてみたいという思いを胸に、鷹栖町に50年以上続く実家の農場をついで20年。
祖父の代から続いている稲作は作付面積21ヘクタールまで拡大。
鷹栖で農業をやるのであれば特産品のトマトジュースの原料を作ってみたいという思いで始めた加工トマトは700坪。
冬が厳しい鷹栖では難しいと言われている冬の農業、その寒さを逆手に取り5年前から始めた寒締めホウレン草は80坪と、水稲と施設野菜の複合経営の農場です。
鷹栖町の恵まれた気候風土を活かして、より安心で安全な農産物を、より美味しい農産物を皆様に届けたいという思いを持って栽培をおこなっており、特にお米は農薬の使用量は北海道の既定の半分以下の量にし、稲の株元に肥料を散布する側条施肥を行うことにより化学肥料の使用量を減らし手栽培しております。
そんな地球環境にも配慮をした美味しい北海道のお米、美味しい鷹栖町のお米を皆様に届けたいと考えております。
北海道が誇る有数の稲作地帯、上川郡の中央部に位置する鷹栖町。
大雪山系を源にする清流、昼夜の寒暖差20℃にもなる気候を活かし、北海道の農薬使用基準の約半分の農薬使用量で北海道のブランド米である「ゆめぴりか」「ななつぼし」「きらら397」「あやひめ」の4品種を栽培しています。
「ゆめぴりか」「ななつぼし」の2品種は米の食味ランキングにおいて14年連続で特A評価をされている品種です。
「ゆめぴりか」は甘みが強く濃い味わいで粘りがつよく、やわらかい食味で北海道米の集大成と言えるおこめです。
「ななつぼし」は粘り甘みのバランスが非常によく、一粒一粒が感じられるしっかりとした食感が人気のお米です。
「きらら397」と「あやひめ」は前田農場オリジナルブレンド米「聖のめぐみ」に使用しており、「ななつぼし」3品種をブレンドすることにより、冷めても美味しく、お弁当に最適なブレンド配合をしております。
1986年から製造が始まった鷹栖町の代名詞の特産品トマトジュース「オオカミの桃」。
その原料のトマトRS-13という品種を700坪栽培。
加工用品種であるため、モモタロウ系のトマトに比べて赤みが強く、果実は真紅と言えるほど赤くなり、大きいものだと1kgになるほどの超大玉トマトです。
味は酸味が少なく、トマト特有の青臭さも少ないためトマト嫌いの人でも食べやすい品種です。
また、加熱することで甘みを増すのでトマトジュース、トマトソース、トマト煮込み等にする事により、より一層美味しく味わうことが出来ます。
前田農場では土造りからこだわり、収穫後の秋に毎年6tの完熟たい肥を圃場に混ぜ込みをおこない、春には有機成分配合の肥料を使用。
また、盆地特有の昼夜の大きな寒暖差をうまく利用することにより、さらに甘みがあり旨みの濃いトマトを栽培しています。
冬は最低気温が最大氷点下30℃にもなる鷹栖町で栽培できる数少ない冬野菜の一つである寒締めホウレン草。
縮みほうれん草とも呼ばれるこのホウレン草は、普通のホウレン草とくらべて冬の寒さにあてることにより、ほうれん草自体の寒さに耐えようとする性質によりビタミン、ミネラル、糖分を蓄えます。
葉の厚みが増すことにより食べ応えのある食感になります。
ホウレン草の独特のえぐみも少なくなるために食べやすく、何より糖分を蓄えることにより普通のホウレン草と比べて甘味が出ます。
食べ方は普通のホウレン草と同じように食べていただけますが、より甘味を感じるためにおひたしがお勧めです。